個別とセミ個別

それぞれの課題にあわせて

 

最近、Harbor に黒猫が紛れ込んでいるらしい。

あ、R が見つけてくれました!

この子だね。

 

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実は・・・
 
かつて猫は船の守り神だったのをご存知でしょうか?
 
 
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かつて洋上を航行する船の上には必ずと言っていいほど猫が乗っていました。この猫たちは「船乗り猫(Ship's Cat)」と呼ばれ、多くの場合は飼い主と一緒に旅をしているわけではなく、ある重要な「任務」を与えられていました。
 
古くから猫は人間と近いところで生活を送ってきました。その歴史は同じくペットとして飼われている犬よりは少し新しく、現在わかっているところでは約9500年前のキプロス島の遺跡に飼育されていたという痕跡が残っています。古代エジプトでは船に猫を乗せ、川岸の茂みに隠れている鳥を捕獲するのに使われていたとも言われています。

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時代が進み、近代の船に乗っていた猫にはいくつかの「任務」が与えられていました。最も重要な仕事は、船内に隠れ住んでいるネズミなどを捕獲すること。ネズミは帆を張るロープや船体の構造材である木材をかじってダメージを与えることが多く、被害を食い止めるために猫に白羽の矢が立てられていたようで、同様に乗組員の食糧をかじることでペストのような病疫を引き起こすネズミの駆除にも一役かっていました。また、猫は周りの環境への順応性が高く、一度陸地を離れると長期にわたって船上で暮らすことになる軍事用の戦艦などでも、乗組員のよきパートナーとしても重要な役割を果たしていたと言われています。
 
俗説では「猫は霊感が強い動物である」と言われることもあるように、船上でもさまざまな猫にまつわる不思議なエピソードが残っています。幸運をもたらす動物と信じられていた猫ですが、船上で猫が自分のところまで近寄ってきたら幸運、嫌われて途中で引き返したら不幸であると信じられていました。また、船乗りの妻は夫の無事を願い、船上の夫の身に降りかかる不幸を跳ね返す力があると信じられていた黒ネコを飼うという風習も残っています。

船乗りの間では、猫は尻尾に宿った力で嵐を起こさせると信じられており、船から海に落ちたり乗組員によって海に投げ落とされると嵐を起こして船を沈めたり、たとえ沈まずに生き延びたとしても、その後9年にわたって「ネコの呪い」が船に災いをもたらすと信じられていました。また、ネコが毛並みに逆らって毛繕いをすると嵐が来ると信じられていたり、クシャミをすると雨が、ピョンピョン跳びはねていたら風が近い、などと天候を読むのに役立てられていました。

 
猫の中でも、通常よりも手足の指の数が多い「多指猫」はネズミや病気までをもよく捕らえられる特別な存在と考えられ、世界の地域では、たとえ実際に船に乗っていないとしても、そのような猫のことを「Ship's Cat」と呼ぶようになっています。

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参照>
https://en.wikipedia.org/wiki/Ship%27s_cat

 

へぇ〜そうなんだ!

って思った瞬間、散歩レッスン中にフリーズするR!

どうしたの!?

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おぉー!

ここにも猫さまが〜!!

 

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そして、R の体位をチェックすると・・・

 

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がっつりテール(尻尾)が立っています。

そして、違う角度から観ると・・・

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R の鼻がくんくん動いて興味がポジティブなのが解ります。

こういう時は、ただ単に「ダメ!」というのではなく

少し匂いを嗅がせてあげて興味対象の情報を与えてあげてから

「猫さんがいたね。じゃぁお散歩再開しようか!」

と、声かをかけて「切り替え」の機会を与えてあげると、犬たちも自分の興味を満たすことも出来て安心・満足できます。

 

「猫の不思議が解ってうれしかったなー!!」

と吠えているR。

 

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さぁ、次は最近ご自宅での散歩で引っ張りが課題のトトと豆太のセミ個別レッスンです。
 
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ちょっと距離があるね〜。

じゃぁ、ポジションを変えてみようか!?

 

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そうそういいね〜。

 

複数頭の散歩では、「ここを歩かなきゃダメ」と強制するのではなく

まずは犬たちの意見を聞いてみることが大事だと思います。

そして一度その場所が決まったら、次からはしっかりと飼い主さまに従って

その場所を歩くことを約束しようね。

 

ほら、リーシ(紐)が弛んできましたよ。

 

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そうすると、犬たちの表情も穏やかになりますね。

トト、ありがとう〜!

 

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さぁ次は外で興奮しちゃう、落ち着けるようになるのが課題のセミ個別レッスン。

夕刻の Harbor 界隈には子どもたちがいっぱい!

 

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ジンジャーとリリーチームは、はっちゃける子どもたちが集まる公園でのトレーニングです。

 

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歩いていたり、何か集中している時は自制できるようになってきたけれど

身体を動かさずにじっとしていると、どうしてもドキドキしちゃう事があります。

 

ジンジャー:今から何するの?

 

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公園にぞくぞくとやってくる子どもたち。

ジンジャー、吠えないで「待機」するんだよ。

 

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ジンジャー:うぁ〜!楽しそうな声を出して走ってる!!なんかうずうずしてきた〜!!

 

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本来であればその場を離れたいと思っても、カフェや動物病院の待合室等では

その場で待機しなければならないシチュエーションも多々あります。

刺激が強いところで犬たちはストレスを受けることがあります。

そのサインの一つがこういった行動です。

 

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リリーは、ここに居続けるのは辛い!と言っています。

でも、そういった時に「WAIT(待て)」等の指示(約束の言葉)で

落ち着いて待つことが出来たら、一歩大人の階段を昇れた証。

 

さぁ、ジンジャーはどうかな!?

 

最初は・・・ 

 

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犬たちは私たちよりちょっと毛深いので判りにくいですが・・・

これ、実は頑張ってる表情なんです。

 

その後、吠えてしまい約束を破ってしまったあとのジンジャーの表情は・・・

 

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ちぃ〜ん。。。

 

課題を互いに理解・確認出来ていると、こういった犬たちの頑張る姿勢・気持ちに私たちも共感することが出来ます。

そして、しっかりと犬たちの現状を把握してあげられるからこそ、次の課題も適切に与えることが出来るんですね!

 

リリーもよくがんばったね!

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Harbor に戻って、次の個別レッスンです。

 

ボクは何をするですか!?

 

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あんずの登場!

さぁ、まずは保定からだよ

 

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そして、カッコいい紳士の指標の一つ。

口腔内の解放と、白い歯のための歯垢トリ!

 
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とってもキレイだけど〜

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よーくみてみると

テール(尻尾)がぐっと股に入っていますね。

ということは、受け入れているようでまだ内面では

「やーめーてーくれー」

と思っている証です。

こういうサインが出ている時は「さぁ今日はキレイにするぞ!」と飼い主目線で考えず

ちょっとだけでも受け入れることが出来たら一度褒めて、ご褒美を与えたり

例えば「今日は2つの歯だけ磨こうね」等、小さい目標を与えてあげましょう。

 

あれ?

誰か個別レッスンに参加していない子がいるよ? 

誰だろう〜? 

 

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あ、ラッキー!

そっか、R に右手を枕にされて個別レッスンに参加できなかったんだね!?

 

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あー

こりゃー動けないわ。

 

 

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って、ラッキーも一緒に寝てるし!!

 

ペットホテルや動物病院とは異なり、DOGSHIP Harbor は「犬と人の共生を可能にするスクールです。

随時、飼い主さまが抱えていらっしゃる愛犬との課題を共有し

ご自宅でのプライベートクラスとHarbor での共同生活

双方の環境で出来ることについて整理してトレーニングプログラムを構築して参ります。

 

2018年も、みなさまの DOG'S LIFE の質をより高められますよう

Crew 一同サポートしてまいります。

本年度もどうぞよろしくお願いします。

Dogship06

 

 

 

 

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