猫の寿命を縮めるかもしれない人の習慣
興味深いコラムがございましたので
下記に紹介します。
ちょっと怖いタイトルですが・・・
実は『タバコ』の話です。
人の喫煙と猫は関係ないとお思いかもいしれませんが「飼い主さんが喫煙するか」どうかと、「猫ちゃんがリンパ腫という悪性腫瘍になるリスク」には関連性があると言われています。
人に対するタバコの害に関してはいろいろな研究機関で研究されています。人のタバコの害の研究結果に関しては賛否両論ありますが、猫に対しての研究は実はあまり報告されていません。その1つをご紹介します。
2002年にアメリカの『American Journal of EPIDEMIOLOGY』という学術雑誌に発表された論文では、飼い主さんが「タバコをすう家庭の猫ちゃん」と、「タバコを吸わない家庭の猫ちゃん」で比較すると、なんとタバコを吸う家庭の猫はリンパ腫になってしまう確率が2.4倍も高かったという結果でした。そして「タバコを5年以上吸っている」、「1日に1箱(20本)以上吸う」、「家族で2人以上吸う」場合にはさらに確率が上昇するという結果でした。 タバコを吸われる方にはセンセーショナルな話かもしれません。
この原因として考えられる事は、猫は副流煙を吸い込むだけでなく、体に付いたタバコの煙を毛づくろいと一緒に飲み込んでしまうからと言われています。 人は煙が皮膚や髪の毛についてもシャワーで洗い流せますが、猫ちゃんはなかなか毎日お風呂に入る事も難しいのでどうしても毛づくろいで煙の粒子を飲み込んでしまうのです。
理想的には禁煙する事だと思いますが、タバコはなかなかそうはいかないものですよね。せめて猫ちゃんがいる前ではタバコを吸わないようにする事だけでも違うかもしれません。 間違ってもタバコの煙を猫ちゃんに吹きかける事はしないで下さいね。
しま先生からのコメント
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そうなんです。
猫はアズマ(喘息)も多いのですが
タバコはかなり因子となっている事がわかっています。
それは、まさに毛づくろいのため。
犬も毛に外来抗原である花粉などをつけて
アレルギーアトピーが悪化するので
アトピーやアレルギーがある子は
お散歩から帰ってきたら必ず
体中を濡れたタオルで拭き取ってもらったり
可能なら水で洗い流してもらうようにお願いしています。
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家庭犬・猫の場合、ご家庭やご家族自身も「環境因子」になるので
私達が出来るケアや気をつけておくべき事を知っておきたいものです。
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