犬は嗅覚、ハエはどの感覚を使う・・・?
犬は、嗅覚が大変優れている動物であることは周知の事実。
そのレベルといえば、匂いの種類によっては私達人間の100万倍とも言われます。
さて、動物の種類によっては、さまざまな研究がされている中
こんな研究結果が発表されました。
昔「THE FLY」という映画がありましたね。
映画インフォ
http://www.e-pino.com/wmt/thefly1986/
実は、案外科学的にも的から外れていなかったんです。
みなさんは、ハエと人間の mtDNA(ミトコンドリア DNA)はどれほど相似していると思いますか?
イヌとオオカミは・・・
0.2% の違いだと言われています。
ハエとヒトは・・・
実は
2%しか違わないそうです。
つまり、DNA のちょっとした違いで、ハエとヒトとの違いが生まれる。。。
そんなハエについての研究発表がありました。
なるほど・・・
ハエを知ることで、イヌに対する理解が更に深まります。
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ハエは食べ物を“足”で味わう?――東北大、ハエの味覚神経を解明
ショウジョウバエは、足にある味覚神経細胞で餌を探し出し、食事を促している――そんな研究成果を東北大学のグループが2月22日に発表した。
人間は口に入れるまで味を判断できないが、昆虫は足や食道、羽、産卵器官などに味を感じる神経細胞がある。味の情報が末端から脳の神経に伝わっているものの、これらの神経が食行動にどんな作用を及ぼしているかの全体像はよく分かっていなかった。
同大学のグループは、ハエにとっておいしい餌となる砂糖の甘みを感じる神経に注目。足にある味覚神経細胞から脳へ情報を伝える細胞は餌を食べ始めるように働きかけ、人間の脊髄にあたる腹神経索へ向かう細胞は歩行や方向転換をコントロールし、2つの異なる役割を持つことが分かった。
足が餌に触れるとハエの動きが止まり、すぐに食事を始められる――この効率的な仕組みは神経ネットワークに支えられており、足にある味覚神経細胞が食物を探しだすのに必須であると明らかにした。
ハエがよく足をこすりあわせるのは、餌を見つける器官を常に清潔に保ち、よりおいしい餌を探すためだという。
同研究は、さまざまな生物の味覚センサーの機能を研究する上で、よいモデル系になると示唆している。。
情報元
「Nature Communications」(電子版)
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イヌは嗅覚に優れた生き物。
彼らの本能の世界。
さらに興味が湧きます。
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