叱ると怒る

責任を持つ

よく「どのように叱ったらいいですか?」といったようなご質問をいただきます。

率直にいうと「叱り方」が大事ではなく、犬にとっては「誰に叱られるか?」が重要です。

例えば犬は、たとえどのように叱られても、逃避したり、聞いている振りをしたり、聞き流したり・・・

犬はいろいろな対処法を知っています。

 

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もし、大好きで、自分にとってのあこがれ的存在である人(飼い主)に真剣に叱られたとしたら・・・
心底がっかりして、耳も後ろにして、尻尾もだらんと下に垂れてしまうでしょう。

したがって、大事なのは、常日頃の「互いの関係性」だといえます。
犬は日々、家族である私たちの行動や表情、心情を観察していますので
飼い主として、責任を持った行動が求められるといっても過言ではありません。

 

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もちろん、気持ちを許したゆるゆるなラブラブな時間も特別な時間であり、大事なのは私もよく解ります。
その時は、そういう「プレイタイム」として「さぁゆるゆる&ラブラブしよう!」と犬たちに提案してみてはいかがでしょうか?
そうすれば、「これはプレイなんだ!」という体裁を守ることができます。

 

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さて、下記のようなコラムがありました。
以前、電車の中で靴を履いたまま車窓の外の景色を見ようとする子どもに
「ほら!このおじちゃんに叱られるわよ!」
と発する母親に「自分でしかりなさい」と思ったことがあります。
(しかもわたしはおじちゃんではない!)
大事なのは、何かのせいにする、何かを利用するのではなく、親として自分で責任を持って叱ることだと思います。

みなさんは、下記のコラムを読んで、どう思われますか?

子どもを叱るときに「鬼がくるよ!」「お化けが出るよ!」と脅すのはアリ?

子どもが幼い時期は、「鬼がくるよ!」「お化けが出るよ!」といった叱り文句は効果てき面です。しかし、子どもがあまりに怖がるために、「悪影響もあるのでは?」と心配になる保護者のかたもいらっしゃるかもしれません。賛否両論の意見を参照しながら、鬼やお化けを用いたしつけが子どもに及ぼす影響を考えてみました。

賛否両論がある「鬼がくるよ」というしつけ
子どもが言うことを聞かないとき、「鬼がくるよ!」「お化けが出るよ!」などと言って怖がらせることがあるかもしれません。最近は、鬼が電話越しに子どもを叱ってくれるという凝ったアプリまであるようです。

効果てき面のため、ちょっと困ったら鬼やお化けをチラつかせるという保護者のかたも多いようです。しかし、こうしたしつけは「脅し」とも言えそうですよね。あまり多用すると、子どもによくない影響があるのではと心配しつつ、つい使ってしまうという保護者のかたもいらっしゃるのではないでしょうか。

実際、鬼やお化けを用いたしつけには、賛否両論があるようです。次のような意見が聞かれます。

◆賛成意見
◎小さいうちは言葉で説明してもわからないことが多い。望ましくない行動を止めるために「怖い存在」は必要。
◎小学生になって、本当に鬼がくると思う子どもはいない。成長後にトラウマが続くことはない。
◎嘘も方便。

◆反対意見
◎「鬼が怖いから」という理由で言うことを聞いているだけで、叱られている本当の理由は理解していない。
◎本気で怖がって夜泣きなどにつながることがある。
◎嘘は良くない。

どちらの意見も「確かに」と思わされるところがありますよね。

脅しのしつけに頼り過ぎるのは考え物
言葉があまり理解できない時期は、望ましくない行動を止めるために、ある程度、脅しのしつけを用いるのは仕方ないかもしれません。しかし、効き目が大きいからといって、頼りきりになるのは考え物です。いつまでも叱られている本当の理由を理解できるようになりませんし、成長するにつれて鬼やお化けに慣れてしまい、しつけの効果はなくなっていきます。完全に理解できないとしても、「なぜ、これをする必要があるのか」「なぜ、これをしたらダメなのか」といった理由を根気強く説明する姿勢が大切と言えるでしょう。

もっとも、鬼やお化けに限らず、子育ての中で意識せずに「脅し」を用いる場面は案外多いかもしれません。言うことを聞かない子どもに「サンタさんがこないよ!」と言ったり、片付けをしない子どもに「ごはん抜きにするよ!」と叱ったりするのも一種の脅しと言えるでしょう。言うことを聞かない子どもに対し、「もう知らない!」などと言うのも、「○○をしないと見捨てるよ」というメッセージが含まれていると考えると、脅しと言えるかもしれません。

こうした言葉の中には子どもの心に深い傷をつけてしまうものもありそうです。「子どものために」と思って放つ言葉が、子どもを傷つける「脅し」になっていないか、しっかりと見極める必要がありそうです。

ベネッセ 教育情報サイト

 

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