白岳自然公園の看板犬
スズメバチから幼児らかばう
悲鳴で駆けつけ自ら標的に
偉かったね〜ロン!
表現に若干擬人化的な見方・考察がありますが、洞察力の高いボーダー・コリーだからこそ
得られた反応かもしれないですね。
まずは、記事を一読下さい。
—
長崎県佐世保市江迎町の白岳自然公園では、ボーダーコリーのロン(オス、8歳)が看板犬として来園者を迎えている。1日に近くの山で登山客がスズメバチの群れに襲われた際には、身をていしてかばい、客を避難させた。飼い主で公園の所長、横松賢一さん(62)は「人を気遣うことができる犬だが、ここまでするとは思わなかった」と愛犬の勇気ある行動に驚いている。
「ワンちゃんだ。かわいい」。夕日が木々を金色に照らし始めた9日午後5時前。公園で遊び終わった家族連れがロンの元に駆け寄った。体を触ったり体の上に乗ったり。思いのまま触れる子どもたちを穏やかに受け入れていた。
生後3カ月から看板犬を務めるロン。子ども好きな優しい性格で人気を集めてきた。
横松さんによると、登山客がスズメバチに襲われたのは1日午前11時ごろ。幼児や小学校低学年の親子連れ約20人が参加していた。下山ルートを探そうと草地に足を踏み入れた際、地面から約50匹のスズメバチが湧き上がった。子どもたちは悲鳴を上げてパニック状態に陥った。ロンはすぐさま駆けつけ、ハチを追い払おうとした。次第にハチの標的は黒色の毛を持つロンに。参加者はその間に離れた場所に避難をできたという。
6人が足や首、頭などを刺されて救急車で運ばれたが、命に別条はなかった。ロンが刺されたのは20カ所以上。治療を受けたが約1週間にわたって食欲不振や嘔吐(おうと)が続いた。横松さんは「子どもが刺されたこと自体いいことではない」としながらも、「『何をしてるんだ』という怒りで立ち向かったのだろう。ロンがいなかったらと思うとぞっとする」と振り返る。
傷を受けた後も看板犬として変わらず来場者を歓迎するロン。横松さんは「ロンは子どもたちが来てくれることが喜び。ぜひ遊びに来て」と呼び掛けている。
長崎新聞社
—
ボーダー・コリーをはじめとするハーディング・ドッグ(牧羊犬・牧畜件)は、情報処理能力が非常に高く、物事の理解・学習が早い犬種傾向があります。
瞬時に判断し、その時の状況を踏まえて、行動を変容させるその様は、スーパーマンならぬスーパードッグに映ったのだと思います。
とは言え、犬たちは本来洞察力が優れている動物です。
犬が寝ながら脚をビクつかせたりしているということは、犬を夢を見るということ。
犬が夢を見るということは、犬には物事の先々を読む能力が優れているということ。
普段の生活の中で、飼い主さまご自身も、愛犬から観られている(観察学習している)からこそ
「引き出されている行動もある」という事実も、私たちは受け入れなけれなりませんね。
コメント