サウジアラビアの砂漠地帯で、岩肌に刻まれた犬の絵が見つかった。首にひもをつけられ、狩りを手助けする姿が描かれていた。8千~9千年前に彫られたとみられ、世界最古の飼い犬の壁画の可能性がある。ドイツの研究チームが16日付の専門誌に論文を発表した。
マックス・プランク研究所のチームが、世界遺産に登録されているサウジアラビア北部の壁画「ハーイル地方の岩絵」を調べた。見つかった犬は少なくとも349匹。丸まった尾、とがった耳、短い鼻など現在の「カナーン・ドッグ」という犬に似た特徴を持ち、狩人と一緒に描かれていた。
ガゼルやアイベックスなどの動物を追い立てる犬の群れや、首にひもをつけられ、人に引かれる犬も複数見つかった。人と一緒に大きなライオンに立ち向かう壁画もあった。
犬は「最古の家畜」といわれ、古代から人と暮らしていたことがわかっている。犬の絵の歴史も古く、論文によれば、約8千年前にイランの陶器に描かれた姿が最も古いとされてきた。
研究チームは「この壁画は、人が古くから飼い犬を使ってきたことをはっきり示している」としている。
【論文】(https://doi.org/10.1016/j.jaa.2017.10.003)
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この時も首にひもをつなげていたんだ・・・
というのは、おいておいて、この時から既に私たち人間と「共生」していた犬たち。
役割を与えられ、互いに助け合って生きていた。
現代の家庭犬は「おとなしい=いい子」と表現されることがありますが
ブリーダーの努力もあり、今もなお狩猟本能が高い犬も多くいて
そういうエネルギー有り余っている犬を「落ち着きがない問題犬」と表現されることも多々あります。
そういう子たちには、日々「役職」を「任務」与えてあげると満足度が上がり、壁画のように共同作業も行え
互いの関係性を確認・構築することができます。
それは、特に一緒に狩猟もどきのことをするというわけではなく
日々の散歩や、お留守番、そういった日常の活動自体を「共同活動」としてとらえることで
犬に対する映り方も変わるのです。
今日も、そんなお話をしてきたプライベートクラスでした。
ね、リリーさん!
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