児童との思い出@神戸&那須
先日の命の授業の地方レポートをさせていただきます。
昨今、DOGSHIP としても関わっている東京学芸大学との共同研究からの学びを活かし
体験授業においても、常に内容を精査してブラッシュアップに努めています。
神戸での授業は、去年に引き続き、神戸界隈在住の介在犬とハンドラーさんが参加下さいました。
関西の方はなんでしょう・・・
子どもの発言の返しが上手というか、全てボケ・ツッコミに持っていっちゃう話術をお持ちの方が多く
子どもの緊張も早い段階でほぐしてくださいます。
毎回、児童にとっての「めあて」を確認することで、授業が「ふれあい」におわらず
各自が学習意識を持って授業に参加することが出来ています。
体験授業では、介在犬が登場した時が児童にとっての最大のワクワクでもあり緊張の時間です。
授業後は、関係者みんなとハイタッチ!
25名程の児童、45分の授業に、15名以上のスタッフが動いています。
さぁ、次は那須での授業。
近日稀に見る超ハードスケジュール!
2限目:小学1年生向け授業
3限目:小学1年生向け授業
4限目:小学3年生向け授業
5~6限目:小学4〜5年生向け講演
授業担当者としては、児童の学年に沿って段階的に理解度が上がっていくのを
確かに感じることが出来、とても興味深かったです。
それは、最後にみていただくアンケート用紙からも感じることが出来ます。
最近感じるのは、「犬と遊ぼう」といった積極的触れ合いに限らず
「犬を落ち着かせよう」といったテーマに対しても、児童が積極的であるという点。
子どもって、時には丁寧に教えなくても自分で感じ、考えることが出来るんだなぁという点です。
ハンドラーは犬の通訳者として、児童とコミュニケーションを図りながら(理解度を確認しながら)
チーム活動を進めていきます。
緊張していた児童も、次第に穏やかな表情に変わっていきます。
授業前は「犬とのふれあいが怖い、ドキドキしている」と発していた児童も
45分後には、自ら近づいて、触れ合うことも。
各校、障害児のクラスがあります。
この日も、集団行動になかなか上手に入れない児童が二名いました。
一名は、左上奥にパーカーをかぶって座っている児童。
こういう時は、スタッフがついて、話しかけに努めたりしています。
あと一名は、左手前の緑のパーカーの男の子。
輪に入れてはいますが、距離があります。
しかし、授業を進めていく内に、自分なりの距離感で参加できるようになりました。
それでもいいよ〜。
次は午後の講演です。
今回は、介在犬も児童と一緒に同じ空間で、話を聞きます。
こんなに近くに犬がいる。
何かするわけでもなく、一緒に座って話を聞く。
こういう機会も、児童たちにとっては、新鮮だったようです。
中〜高学年向けということもあり、昨今の殺処分のコンテンツも入れました。
児童たちは、思った以上に真剣に、そして積極的に話を聞いてくれました。
最後に自分と犬の心音を聞きます。
同じところ、違うところがあることを自らの耳で聞いた児童は
形は違えど、同じ生命であることを感じてくれたと思います。
最後に、届いたアンケートをいくつかこちらにご紹介します。
ただの「ふれあい」に終わらず、動物を介在させることによる児童の気付きと学びの質を高められるよう
これからも、授業内容の工夫と、児童への発問を意識していきたいと思います。
3月3日(土)は、いよいよ昨今の共同研究結果を発信する成果発表会&シンポジウムが開催されます。
犬たちから教えてもらってきたことをしっかりと伝えられるよう頑張ってきます!
いや、その前に準備に努めます。
【シンポジウム BLOG】
http://dogshipharbor.typepad.com/harbor/2018/02/31.html
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