JAL わんわんジェット to 沖縄レポート
浅田真央さんと愛犬:エアロの登場で華々しくスタートした JAL わんわんジェット!
私もチャーター機に同乗し、沖縄に向かいました。
先日の BLOG でも報告がありましたが
今回、同行する獣医はどんな方か、打ち合わせ当初からずっと気になっていたのですが
会ってビックリ!10年来の親交があるしょうちゃんこと松井匠作先生でした。
こういう神様のイタズラがあるからやめられない。
正直、大企業との協業では、私からのアイデアや意見が通らないことも多く
自分が本プロジェクトに関わる意義を前日まで再考していたのですが
松井先生との再会で、一気にテンションが上がり
必ずやよい企画にしよう!と改めて気持ちを引き締めるのでありました。
搭乗時は、機内でも「わんわん!」の声。
想定内とは言え、機内で犬の吠えを聞いたのは初めてでしたので少し違和感がありました。
シートにはビニールシートが被せられ、1頭1頭の名前が張られています。
これは「社長席」ではなく、犬の名前が「社長」なのですね(笑)
飼い主さまも若干緊張されているようです。
さぁ、いよいよテイク・オフ!
機体が上昇し、気圧が下がってくると機内の吠えはほとんどなくなりました。
そしてそれがしばらくつ続きます。
おそらく、犬たちは敏感に気圧の変化を感じ取り、状況・環境の変化に自分を順応させようとしていたのだと思います。
私はこの状況は「吠える」ことよりも優先順位が高いことがあったから「吠え」なかった、と判断しています。
また、ジェット機の音は、高周波でもあり、犬には私たちが聞いている以上の音が聴覚刺激として入っていることが想像できます。
しばらくして、松井先生と機内を回ります。
私は犬たちの表情や呼気が上がっていないかを確認しました。
松井先生に「どういうところを診ているの?」と聞いてみると、さすがなコメントが帰ってきました。
「大さん、あのね。パンティング(動物が体温調節のために行うあえぐような呼吸)があるかどうか?といったことは、確認事項の優先順位では実は二番目以降。まずは犬が本来観られるべき反射行動が確認できるかどうか?をチェックしてるんだ。僕たち獣医は、病院でネガティブな動物ばかりをみているから、そういうところをみるのが癖になっているんだけどね。そして次に飼い主さまの表情をみてる。今回若干高齢の犬も参加しているんだけど、飼い主さまが穏やかな表情であれば、大丈夫だと判断できるひとつの指標になるんだ。」
さすがしょうちゃん!
今回、彼と一緒だったらこの企画は安全・安心なものになると確信し、自分は自分の担当部分に注力できると感じたのでした。
本来、国際線も含め機内で犬をクレートから出すことはNG とされています。
ただ、今回、機内で愛犬との撮影会が企画として用意されていましたので、結果的に1時間ほど犬たちがクレートから出され、飼い主さまの膝の上や胸に抱かれる時間がありました。
これは、我々飼い主としてはスペシャルなことで、愛犬に触れながらコミュニケーションがはかれるので、飼い主さまも犬たちにとっても穏やかな気持溢れる時間となりました。
沖縄までは、約3時間。
でも、こんなギフトな時間があったからこそあっという間の3時間だったようです。
犬たちの吠えも、思ったよりも少なく、松井先生と「よかったね」と目を合わせていました。
目指すオクマは、さらに那覇から車で2.5時間程北にある保養地。
眼の前には青い海とビーチのみ。
そこを愛犬と一緒に歩けるなんてステキですよね。
さて、私の今回の担当業務は、初日の「ビーチウェルカムパーティー」の総合司会&講話・パフォーマンスでした。
これから始まる4日間を120%でスタートできるように、その口火を切る2時間を全監修するというプレッシャーがいっぱいの依頼内容。
さらに悪天候のため、場所を室内に変えての開催。
今回は BGM も私選曲です♪
ちなみに、動物が心地いいと思うとされる弦楽器をベースにした楽曲を選びました。
約33頭の犬と64名の飼い主さまさまが集うウェルカム・パーティーが始まりました。
料理は飼い主さま向けと犬たち向け、双方が準備されていました。
パーティーでは、愛犬との時間をより一層楽しむため「犬の本当の気持ち」に焦点をあてたクイズ大会やゲームを催しました。
犬の不思議を解き明かしながら、飼い主さまと愛犬との結びつきを強めるキッカケにしていただけたと思います。
まだ写真が届いておらずご覧いただけないのが残念なのですが、みなさんとてもいい笑顔をされていました。
こちらは、私がプライベートクラスを担当させていただいた飼い主さまと、お友だちだった参加者のお二人と JRT.
その後私は、ホテル施設を見学する時間もなく、そのまま那覇に戻るのでありました。
もちろん、Harbor での様子を BLOG で垣間見ながら〜&微笑みながら〜。
「飛行機で沖縄!」
とは言え、多くの方の力と思いがあってこそ成立する企画であることを改めて感じます。
その中で、私が担った部分は「愛犬との沖縄滞在の付加価値を高める」という部分でした。
初日は生憎の天気でしたが、パーティー後、ある飼い主さまから
「今日お話を伺っていて我が子のことが、より一層愛おしく感じました。ありがとうございます。」
とのコメントをいただきました。
こんな風に感じてくださった飼い主さまと一緒に旅行ができる犬は、もっと幸せだなぁ〜と感じた沖縄一泊二日。
DOGSHIP Harbor に乗船する犬たちから私自身が教えてもらったことを、今回出会えた犬たちに伝えられたことを、私自身も嬉しく思います。
コメント