STRAY 犬が見た世界

Stray ストレイ
犬が見た世界

【トレーラー】
https://transformer.co.jp/m/stray/

犬目線の映画は色々ありますが

「物理的」な目線だけではなく
感情も移入する「犬目線」は興味深い。
 
犬社会も人間社会とあまり相違なく
どちらが幸せということもない。
それぞれが自分を大事に、相手を大事にしていくことで
幸せが繋がっていくことを感じました。
下記、映画関連のコラムを参照紹介します。
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©2020 THIS WAS ARGOS, LLC

本作の主人公はゼイティンと名付けられた野良犬。

2歳のメス犬で茶色で短毛の大型犬。

鼻の周りと耳は黒く、彼女が歩くと、その歩調に合わせて
垂れた耳がぴらぴら揺れ、走ると風になびいて後方に流れます。

他にもゼイティンと連れ立っているナザールや
建設現場のおじさんとシリア難民の少年たちに可愛がられている白黒ブチの仔犬カルタル。

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©2020 THIS WAS ARGOS, LLC
 
他にもイスタンブール在住の野良犬たちがたくさん登場します。

この映画は
イスタンブールに生きる野良犬たちの視点から
この街と人々と犬たちを捉えたドキュメンタリー。

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©2020 THIS WAS ARGOS, LLC

本作『ストレイ 犬が見た世界』
の視点はあくまで犬のもの。

犬の目から見れば人間もまた路上を行き交う動物。

イスタンブールの雑踏で人間に交じって独力で生きているゼイティン。

その眼は哲学者のように考え深げですが、生活ぶりは妙に人間的。

観ていると仲間というか、同じ生物として共に生きるものという
感じがしみじみと伝わってきます。

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©2020 THIS WAS ARGOS, LLC

2004年以降トルコでは路上動物の
殺処分と捕獲が禁止されています。

人々が行き交う繁華街の歩道にも
レストランのテラス席のテーブルの脇にも
犬たちが長々と伸びきって寝そべっています。

でも、そんなトルコでも20世紀の初めには

大規模な野犬狩りという悲しい過去があったそうです。

狩り集められた野犬たちが
小島に何万頭と置き去りにされ、
餓死したり、海を泳いで渡ろうとして
力尽きて溺れ死んだそうです。

そんなことへの猛省から
トルコは安楽死や野良犬の捕獲が違法とされる
国のひとつになりました。

動物愛護に関する国民の意識も非常に高い国トルコ。

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©2020 THIS WAS ARGOS, LLC

2017年トルコを旅して主人公ゼイティンと出会った
エリザベス・ロー監督が半年間にわたり犬たちに密着。
犬の目線と同じローアングルで撮影したドキュメンタリー映画です。

ストレイ 犬が見た世界
監督/エリザベス・ロー
2020年アメリカ

72分
配給/トランスフォーマー
 
Captain

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