今日の個別レッスンは一点集中!
犬たち1頭1頭によって課題はそれぞれ。
出張トレーニングで拝見する普段の様子や、日常のヒアリング
そして、Harbor での立ち居振る舞いや、散歩時、イベント時の様子等
考えられるあらゆる環境下での行動を客観的に観察し
現状を過大・過小評価せず、性格にジャッジすることが大事だと思っています。
昨日の遠足でも、各犬の過大が露呈!
飼い主さまの普段の「お悩み」度合いに触れる機会でもあります。
さぁ、今日の個別レッスン開始です。
まずはシニアのララちゃまの登場。
昨日は、Crew からの指示が伝わりにくかったので
今日はベーシックコマンドの反応をチェックします。
ララちゃま、DOWN!
ララちゃま?
DOWN だよ!
ずっとガン見のララちゃま。
この表情をみていただくと判るように、これはララちゃまの「反発」でも「無視」でもなく
「コマンドに正しく反応している」つもりなのです。
ですから、この場合、NO! と叱るのではなく
「DOWN はこうだったよね!」とコマンドの意味合いを分かりやすく伝え(情報量を増やす)ことが有効です。
犬にとっての「わかりやすさ」は、一般的に「言葉 < ハンドシグナル」です。
逆に言うと、ハンドシグナルにずっと頼っていると、言葉に対しての反応は弱くなっていくということでもあります。
観て下さい!
この自信満々の表情を!!
やったったで!的な DOWN です。
続いて、クレートトレーニング中のかのんの出番!
先輩方が歴代練習してきたクレートを使用するよ。
行くよ、かのん!
「はい、でつ!」
IN!
犬が生まれ持って「IN =クレート等に入る」と理解しているわけではないので
それがどういう意味を示しているのか?最初は分かりやすく伝えていきます。
この時、クレート内で身体を回転させてキモチのベクトルを一方通行にしないことが重要です。
クレートの中で「吠える」というご相談の場合、「クレートに入れる&扉が開いたら自分の判断で出る」という流れを
犬が経験していることが大方です。
入ることも出ることもセット!で教えてあげましょう。
ほら、指示でクレートに入れたので、指示が出ないと自分で積極的に出ることができないかのんさん。
表情が「次はどうするでつか?」とお伺いを入れているようですよね!
じゃぁ、OUT!
最初のかのんの表情よりも自信ありげに映りませんか?
これがコマンドの練習による「自信」の構築なんです。
その後は、クレート内で穏やかに待つ練習をしていると・・・・
いつの間にかこんなコトに!
これは、ヒメちゃんの得意技じゃないの!
いつの間に、見て学んで習得したんでしょう!?
ヒメちゃん、いつの間にか先輩風吹かせていたんだね!
さぁ、次は渋さがウリのラッキーの出番です。
ラッキー、表情が硬いよ〜。
せっかくの個別レッスンなんだから、楽しく行こうよ。
そうそうそういう表情いいじゃない!
さぁ、今日はハンドラーがどんな体制から指示が出されても
その体位を継続したり、コマンドに従う練習だよ。
集中力アップ=コマンドの反応強化
でもあるからね。
では、トンネルを作っても DOWN の体勢を継続できるか確認します。
ハンドラーがいつも同じ体勢で、いつも同じ流れで指示を出しても
犬は「洞察力」が優れているので、指示に従うというより自分で判断して動いちゃう時があります。
そうすると、それはコマンドに従ったように見えて、実際は従っていな〜いということを意味しています。
ほら、ラッキー超真剣になってきた!!
次は、さらにその体勢から RECALL(呼び戻し)が出されても
適切に反応出来るように?コマンドの「聞き分け」度合いを上げる練習をジンジャーが取り組みます。
ジンジャーは、真剣というよりもいつもちょっとファンキーな感じで、楽しいね〜!
RECALL コマンドを出すと、こんな表情でハンドラーの目の前まで走り寄ってきてくれます!
あはぁ〜!
あははぁ〜ッ!
って言っているようです。
次は、DOWN の体勢から RECALL!
DOWN の体勢からの RECALL の方が「待機」「反応」という2点を考慮しても難しいのですが
ジンジャーはやっぱりこんな感じで反応してくれます。
あはぁ〜
あははぁはぁ〜!
沢山褒めてあげると、さらに女子度がアップするジンジャーです。
上手だったよ、ジンジャー!
続いて、あははぁ〜キャラといえば、お泊り合宿中のチャーミー!
「えっ、何をするの?」って言っているようです。
チャーミーはレトリバーらしく、HEEL(脚側歩行)をビシっと決めてみよう。
DOWN からの HEEL が出来たらかっこいいよね!
まずは、DOWN から!
浅い・・・
チャーミー、もっと深く!
そして、そこからの HEEL!
まだまだ表情が「これでいいのかな?」と半信半疑だね。
その後、練習を続けていくと、徐々に理解度が増し、表情も豊かになってきます!
さぁ、その後は DOWN はどうかな!?
見よ!
この堂々としたチャーミーの DOWNを!
いいねぇ〜、そういうチャーミーを待ってたよ。
さぁ、最後にハッピーの登場だっぴー!
いくよ、ハッピー!
ルールはわかったよね!?
眼は真剣だけど、本当にわかっているのかな?
あ・・・
やっぱり解ってない。。。
寝てるもんね〜(笑)
さぁ、もう一回!
おーなかなかいいじゃない!?
それそれ!
お気づきの方もいらっしゃると思いますが、ハッピーの個別レッスンのハンドラーは押澤でした。
股下からの写真のアングルが、どーも「身体硬い」ように見えませんか?
本人のために補足しますと、昨日の遠足で若干筋肉痛らしく・・・
本当はそんなに身体が硬いわけではないのであしからず。。。
この時(AM 現地到着時)は、まだ身体も元気ピンピンだったのにね〜!
そして、リリーはちょっとお腹が緩かったので、飼い主さまに確認をとり
早目に提携病院へ。。。
早目に対応できると、帰宅後の飼い主さまのご負担も減らすことが出来ます。
犬たちは、強いけれど、弱い部分もあります。
昨今頑張っているリリーに対し、私たちが出来るケアーに努めたいと思っています。
今日はゆっくり休んでね。
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