素直が一番

課題はそれぞれ

午後は個々の課題に取り組みます。

トレーニング内容を全て写真記録に撮ることは難しいのですが

撮った写真を整理していると、犬たちの様々な心情が描写されていてとても興味深いです。

 

この DOGSHIP Harbor 会員さま向け BLOG を通して、私たち Crew の観察眼と考察について

みなさまと共有したいと思っています。

 

さぁ、さっそく!

今朝から何度か叱責を受けていたリリー。

柴犬のラッキーから指導を受けた際に素直に

「そうですよね、私が悪かったわ」

と言えると、その場でおさまるのですが

観て下さい。

リリーは、叱られた後にチラッとみて、まだ言い分がある様子。

FullSizeRender 27

 

そういうのは犬の世界では受け流されません。

ラッキーは、まだ反省が足りないリリーを許しません。

 

そこでリリーは考えます。

「少し身体を小さくしてみたら、許してくれるかな?」

 

FullSizeRender 27

 

でも、目線をあわせているということは

「反省している」というよりも「まだ言い分がある」ことを意味しています。

その後、私も少しだけ介入して、ラッキーの指導を援護。

 

そうすると、リリーは目線をそらし全反省。

そして、ラッキーもそんなリリーを許します。

 

FullSizeRender 27

 

ラッキーはまだ一歳。

伝達率が足りない部分については、統括する私たちが現場を管理します。

 

さぁ、R は「安全な散歩」を目指してウォーキング・レッスンに向かいましょう。

 

あれ・・・

何か様子が・・・

 

FullSizeRender 36

 

外の出れたことがうれしくって、なんかくわえたくなって

自分のリーシを噛んで「うーうー!」言って歩くR。

すごい顔。

FullSizeRender 27

 

そんな状態では、今日の散歩が思いやられるので、私のペースに合わせるよう伝えると・・・

 

FullSizeRender 27

 

「はい。私、穏やかモード・スイッチ・オンにいたします。」というので、散歩を再スタート!

私もそうですが、身体が大きい子は「ちょっと控え目」くらいが社会でうまくやっていくためにはちょうどいいのです (^^)

 

階段も穏やかに。

ゆっくり。

ハンドラーにペースをあわせて。

FullSizeRender 27

昨今の Crew:井田とのトレーニングの成果がしっかりと確認できました!

いいね〜 R!!

 

続いて、元気チーム!

 

ジンジャーとトト、そしてリリー組です。

 

同:レイクランド・テリアのトトとリリー。

リリーは、お兄ちゃんトトから色々学びたいみたい。

 

FullSizeRender 27

 

トトが匂いを嗅いでいると

「そこには何があるの?」と行動を真似ます。

 

でもね、ちょっと控え目なんです。

これは、昨今リリーが学習してきたことです。

FullSizeRender 27

 

このあと、トトが嗅いでいたところを「あとから!」リリーは嗅いでいました。

 

このように犬には、他の哺乳類には類を見ないレベルの「協調性」があるのが判ります。

例えば狩猟犬として活動していた時に、「相手を真似る」ことは、自分へのベネフィットが多いことを意味しています。

 

FullSizeRender 36

 

そういった犬の特質を活かして、自分だけでは出来なかったこと(苦手なこと)を克服していくことも重要且つ、有効です。

FullSizeRender 27

 

また、指導すべき後輩が居ることで、先輩犬は「役割」が増え、またひとつ大人に近づいていくのです。

 

さぁ、Harbor に戻ると違う課題に取り組む子たち。

 

これは、ラッキー!

妙に癒やされますね〜!

 

FullSizeRender 46

 

1頭1頭オーラルケアの練習です。

このラッキー!

身体のラインは太めですが(関係ないか)

歯は、ぴっかぴっか!なんです。

 

FullSizeRender 36

 

体質もありますが、ラッキーはパピーの頃からオーラルケアの練習に取り組んできましたので

「当然の共同作業」になっているんです。

だから、直ぐにこんな感じに〜♪

 

FullSizeRender 36

 

寝てます。。。

お互いにストレスがない共同作業は毎日続けやすいですよね!

 

さぁ、こちら豆太。

抱いているだけですが、お顔からも緊張感が伝わってきますね。

 

FullSizeRender 55

 

その後・・・

ペロペロがはじまりました。

 

FullSizeRender 36

 

昨日の BLOG にもあったカーミングシグナルですね!

 

次に保定の体勢になると。。。

この顔。


FullSizeRender 36

いやー!

それでも「克服」できるようにトレーニング要素を組み込んでいくと

 

FullSizeRender 46

 

徐々に受け入れの体勢になってきました。

この時、大事なのは「無理」をさせるのではなく

【「克服」の流れ】

受け入れることが出来た(がんばれた)→ 賞賛する(ご褒美を与える)

を作っていくこと。

 

FullSizeRender 36

 

そうしないと、歯には歯石が確実に沈着していきます。

 

FullSizeRender 46

 

 頑張れ豆太!!

 

続いて成長株のかのん〜

保定の体勢でもカメラ目線バッチリです!

 

FullSizeRender 36

 

先輩ラッキーの顔もキックキック!

 

FullSizeRender 36

 

キックすることで、安定の保定の空間を確保したかのん。

大物になる予感ぷんぷんします!

(後ろで「ちぇっ」と言っているラッキー)

FullSizeRender 46

 

かのんの口元はどうかな〜!?

 

FullSizeRender 46

まだ乳歯だね〜!

この時期は「歯磨き」をすることに頑張るのではなく

口腔内に指を入れられたり、触られたりしても大丈夫!

ってなるような練習をしてあげることが大事です。

 

さぁ、次はどなたかな?

 

FullSizeRender 36

 

ハッピー。。。

大好きな押澤に抱かれてキモチいいのか

既に寝てるね。。。

 

そんなハッピーの歯はどうかな!?

 

FullSizeRender 46

 

おー!

いいじゃないハッピー。

パピーの頃からがんばったもんね〜!

 

続いて、ブラッシング時に、場所によっては「ムキッ!」を歯を出しちゃう事が判明したチャーミー。

毎回「大丈夫だよ、今日も一緒にがんばろうね!」と声掛けをする押澤と

それを聞いている?チャーミー。

そして、応援犬たち。

 

FullSizeRender 55

 

特に、前肢の後ろのあたりがいやらしい。

でも、昨今のトレーニングの成果もあり、あえて「大丈夫よ」というフェイク顔の今日のチャーミー。

 

FullSizeRender 55

 

嫌な部分をみちゃうと「やめて!」と言いたくなるので

あえてみないように努めています。

 

FullSizeRender 55

 

うれしそう〜って感じではなく

無表情っぽいのが「チャーミーの中で葛藤が行われている」証拠です。

押澤はその間、声をかけていきます。

FullSizeRender 55

 

ちょっとずつ、もう一箇所の嫌な箇所「テール(しっぽ)」に移行していきます。

FullSizeRender 55

 

さー今日はどうかな?

しっぽだよ〜チャーミー!!

FullSizeRender 55

 

おっとこれでは、顔の表情がわからないじゃないか。

もう少しアングルを変えて!

FullSizeRender 55

 

あ〜

大丈夫そうだね!

トレーニングの成果が出てきました!

 

あ、そう言えば、耳周りも嫌なんだった。

じゃぁこの感じで、耳周りもブラッシングしましょう!

 

FullSizeRender 55

 

これは、完全に「もう、しょうがいないかな〜」って受け入れられた表情だね!

 

DOGSHIP では、プライベートクラスや、送迎時のご報告タイム

あるいは、航海日誌の後ろの伝言板、もしくは三者面談と言うかたちで個々の課題について共有できるよう努めています。

随時、気になることがありましたら私たち Crew にお知らせくださいね!

Dogship06

コメント

タイトルとURLをコピーしました