それぞれの課題にあわせて
最近、Harbor に黒猫が紛れ込んでいるらしい。
あ、R が見つけてくれました!
この子だね。
船乗りの間では、猫は尻尾に宿った力で嵐を起こさせると信じられており、船から海に落ちたり乗組員によって海に投げ落とされると嵐を起こして船を沈めたり、たとえ沈まずに生き延びたとしても、その後9年にわたって「ネコの呪い」が船に災いをもたらすと信じられていました。また、ネコが毛並みに逆らって毛繕いをすると嵐が来ると信じられていたり、クシャミをすると雨が、ピョンピョン跳びはねていたら風が近い、などと天候を読むのに役立てられていました。
参照>
https://en.wikipedia.org/wiki/Ship%27s_cat
へぇ〜そうなんだ!
って思った瞬間、散歩レッスン中にフリーズするR!
どうしたの!?
おぉー!
ここにも猫さまが〜!!
そして、R の体位をチェックすると・・・
がっつりテール(尻尾)が立っています。
そして、違う角度から観ると・・・
R の鼻がくんくん動いて興味がポジティブなのが解ります。
こういう時は、ただ単に「ダメ!」というのではなく
少し匂いを嗅がせてあげて興味対象の情報を与えてあげてから
「猫さんがいたね。じゃぁお散歩再開しようか!」
と、声かをかけて「切り替え」の機会を与えてあげると、犬たちも自分の興味を満たすことも出来て安心・満足できます。
「猫の不思議が解ってうれしかったなー!!」
と吠えているR。
さぁ、次は最近ご自宅での散歩で引っ張りが課題のトトと豆太のセミ個別レッスンです。
ちょっと距離があるね〜。
じゃぁ、ポジションを変えてみようか!?
そうそういいね〜。
複数頭の散歩では、「ここを歩かなきゃダメ」と強制するのではなく
まずは犬たちの意見を聞いてみることが大事だと思います。
そして一度その場所が決まったら、次からはしっかりと飼い主さまに従って
その場所を歩くことを約束しようね。
ほら、リーシ(紐)が弛んできましたよ。
そうすると、犬たちの表情も穏やかになりますね。
トト、ありがとう〜!
さぁ次は外で興奮しちゃう、落ち着けるようになるのが課題のセミ個別レッスン。
夕刻の Harbor 界隈には子どもたちがいっぱい!
ジンジャーとリリーチームは、はっちゃける子どもたちが集まる公園でのトレーニングです。
歩いていたり、何か集中している時は自制できるようになってきたけれど
身体を動かさずにじっとしていると、どうしてもドキドキしちゃう事があります。
ジンジャー:今から何するの?
公園にぞくぞくとやってくる子どもたち。
ジンジャー、吠えないで「待機」するんだよ。
ジンジャー:うぁ〜!楽しそうな声を出して走ってる!!なんかうずうずしてきた〜!!
本来であればその場を離れたいと思っても、カフェや動物病院の待合室等では
その場で待機しなければならないシチュエーションも多々あります。
刺激が強いところで犬たちはストレスを受けることがあります。
そのサインの一つがこういった行動です。
リリーは、ここに居続けるのは辛い!と言っています。
でも、そういった時に「WAIT(待て)」等の指示(約束の言葉)で
落ち着いて待つことが出来たら、一歩大人の階段を昇れた証。
さぁ、ジンジャーはどうかな!?
最初は・・・
犬たちは私たちよりちょっと毛深いので判りにくいですが・・・
これ、実は頑張ってる表情なんです。
その後、吠えてしまい約束を破ってしまったあとのジンジャーの表情は・・・
ちぃ〜ん。。。
課題を互いに理解・確認出来ていると、こういった犬たちの頑張る姿勢・気持ちに私たちも共感することが出来ます。
そして、しっかりと犬たちの現状を把握してあげられるからこそ、次の課題も適切に与えることが出来るんですね!
リリーもよくがんばったね!
Harbor に戻って、次の個別レッスンです。
ボクは何をするですか!?
あんずの登場!
さぁ、まずは保定からだよ
そして、カッコいい紳士の指標の一つ。
口腔内の解放と、白い歯のための歯垢トリ!
とってもキレイだけど〜
よーくみてみると
テール(尻尾)がぐっと股に入っていますね。
ということは、受け入れているようでまだ内面では
「やーめーてーくれー」
と思っている証です。
こういうサインが出ている時は「さぁ今日はキレイにするぞ!」と飼い主目線で考えず
ちょっとだけでも受け入れることが出来たら一度褒めて、ご褒美を与えたり
例えば「今日は2つの歯だけ磨こうね」等、小さい目標を与えてあげましょう。
あれ?
誰か個別レッスンに参加していない子がいるよ?
誰だろう〜?
あ、ラッキー!
そっか、R に右手を枕にされて個別レッスンに参加できなかったんだね!?
あー
こりゃー動けないわ。
って、ラッキーも一緒に寝てるし!!
ペットホテルや動物病院とは異なり、DOGSHIP Harbor は「犬と人の共生を可能にするスクール」です。
随時、飼い主さまが抱えていらっしゃる愛犬との課題を共有し
ご自宅でのプライベートクラスとHarbor での共同生活
双方の環境で出来ることについて整理してトレーニングプログラムを構築して参ります。
2018年も、みなさまの DOG'S LIFE の質をより高められますよう
Crew 一同サポートしてまいります。
本年度もどうぞよろしくお願いします。
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