Dogship web site 「犬をしつける」ドッグトレーニングから、 「犬から学ぶ」ヒューマン・ドッグトレーニングへ。
2008年
01月03日

52. MISSION

人とひとのつながり

見えないこだわりと思いやり

これが、DOGSHIP のミッション。

ドッグトレーニングを行うトレーナーが乗船する DOGSHIP。しかし、そのミッションには「犬」という文字を入れていない。

特にネガティブなイメージを伝えたいわけではなかった。しかし私は今更「犬ってかわいいよね」といったキャッチ出したくなかった。「犬は神のように・・・」なんて崇めたくもなかった。ただこれからの「犬との暮らし」の中での自分達の姿勢を表現したかった。ただそれだけなのだ。

「人ってどこかで繋がっている」そう感じることが、最近多々ある。自分の知人同士が付き合っていたり、高校の頃の同級生が、同業種に関わっていたり・・・。

「我々人間は世界中の人と約6人を介して繋がっている」という研究結果がある。街中をすれ違う人々、しかし、その人とは、約6人を介せば、どこかで繋がっているのと言うのだ。最近はインターネットが普及しネットワーク研究という学問が存在し、これからの人とひととの繋がりの研究に勉めているという。

そんな人とひととの繋がりにおいて、犬がさらに素敵なチャンスを与えてくれるのではないか?そんな可能性が無限大にあるような、そんな気がしてならない。しかし、実質「犬」を通して人とひとがいがみ合ったり、違和感、不信感を抱いている場合が多い。その時、犬は「問題犬」と呼ばれる。

犬に携わっている以上、追求していきたいのが「犬を飼っている人と飼っていない人との共存」。その為に、ボクは個人的に NPO 法人 gentle one の活動に参加し、メッセンジャーとして活動してきた。人と犬が共有する場である公園のゴミを集めてきれいにし、犬を飼っている人、飼っていない人の双方が気持ちよく過ごせる空間に変えていきたい、と同時に、犬を飼っている人のモラルアップ・啓発を目的としている。しかし、最近思うことがある。それは、まだそのレベルではない・・・と。

前 DOGSHIP office は目黒区学芸大にあり、住宅・オフィス街。散歩する道は全てアスファルト。そして、道幅は狭く、大通りは車と人の往来が激しかった。そんな通りで、犬とすれ違う際、大体の方が犬同士の挨拶を避け、どこかに行ってしまう。もちろん、これは、他の方々への配慮とも言えるかもしれないが、同じ犬と暮らす者同士の物理的なコミュニケーションは、なかなかない。お互い理解し合ってのすれ違いであればいいのだが、「うちの子は、うまく挨拶が出来ないから」といった「犬のせいにした」理由によって、犬と暮らしている者同士が、未だ共存出来ていないように感じた。

Manhattan を一人で歩いていると、一日誰ともしゃべらないこともあり得る。しかし、FIDO と歩いていると、そうそう歩き続けることは出来ない。人に微笑みかけられ、話しかけられ、撫でられ・・・犬という動物と暮らしているからこそ、多くの人との出逢いと、小さな喜びが生まれた。

「犬との暮らし」の恩恵・喜びとは?価値観は人それぞれだが、犬が与えてくれる物であれば、嬉しいに違いない。ボク等は毎日の排泄物を拾うときでさえ「喜び」を感じる。些細なことが、凄く楽しい。

私は、この仕事を通して、これからも「人とひと」を沢山つなげる為のサポートをしたいと思っている。素敵な犬と飼い主は、周りから見ても素敵なはず。きっと素敵な出逢いが生まれるに違いない。そして、そこには自分の犬との「こだわり」がある。それが、また心地良い。また、それが、独りよがりではない、周りへの配慮を汲んだものであればより心地いい。

ペットブームといわれて久しい。飽和状態であるとも言える。この先、近いうちに、犬をはじめ、ペットに関しては、社会問題にあげられる事項が増えてくるだろう。その時、「犬って可愛い」なんて重要ではなくなってくる。そんなこと、誰でも知っている。ただ、その観点が人それぞれ違うから問題にまで肥大化していく。

現に今、犬が入れない公園や、入れなくなったカフェ等の施設がどれだけあるだろうか?そして、これからどれだけ増えていくだろう?これこそ、まさに、パンフレットにあるようなイメージだと思う。しかし、みんなが「犬との暮らし」にたいして背を向けず、思い合うことが出来れば、その船首の先には、希望や喜びという「光」が射してくると信じている。そんな想いを込めたパンフレットのイメージ。もう一度、手に取ってみて頂きたい。映画のポスターのように見える下の文章にはこう書いてある。

法に従い、イヌと犬との暮らしを守り、

我々人間の安全な生活を維持し、日本国内における

これからの犬との生活の「質の向上」に貢献する。

Crew は、日々チームワークを持って精進し、

皆様の個々の喜びのために、専門家として

それぞれのスキルアップに努め、

社会問題という荒波の中、航海を続ける。

これが、MISSION(使命)に繋がる MISSION statement(基本理念)だ。

この想いは、いまでも変わらない。

(08.01.03.)

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