Dogship web site 「犬をしつける」ドッグトレーニングから、 「犬から学ぶ」ヒューマン・ドッグトレーニングへ。
2007年
06月05日

45. 男クラス

2006年1月から、友人の発案で、ある種、強行的に!?スタートした Dog Life Design 略して DLD。当初の等々力でのスペースから一新、現在、駒沢のメインストリートとも言われる駒沢公園通りに店舗を構えた。

各メディアでも、何度か取り上げてきているが、今、色んなしつけのスタイル?方法?がある。でも、どれがいいのか?イマイチ分からない。問い合わせてみても、その考え方、やり方は様々。だったら、直接その人に会ってみて、考えを聞くのはもちろん、自分との温度感とかを実際に感じてみたら?ということで、様々なカラーのインストラクターに出会える空間を作った。それが、Dog Life Design の主旨だ。分かりやすく言えば、フィットネスのフリースペースをイメージすると分かりやすいだろう。『しつけ』だけに限らず、『カルチャースクール』『ヘルスケア』の分野もある。

その DLD で、私は『ぼっくらのドッグラン』と題したクラスを担当している。『ぼっくらのドッグラン』の紹介もしたいのだが、今回は、先日行った新企画についてのご報告も兼ねて記載したい。

題して・・・『パパらのドッグラン』

最近、グループクラスを担当していると、男性の参加が増えてきた。それは、単身であったり、ご主人であったり、彼氏であったり・・・。犬と暮らす仲間がみんなでクラスに参加して下さることは、とっても嬉しいし、大事なことだと思う。なぜなら『ハンドラー=お母さんのみ』という縮図が、時に家庭犬のしつけを難しくしていると私は確信しているからだ。

それはさておき、クラスに参加下さる男性方が、どの様なポジションにいるか!?見聞きしていると、同姓として、ちと辛い。

「この人ったら、いっつもこの子を甘やかすんですよ!」

「ほら!ちゃんと指示だして!」

「いつも、優しすぎるんだから」

お母さんから飛んでくるコメントに、多くのお父さんはタジタジ・・・

何かが違う!お父さんだって、がんばってるはずだ。お仕事を一所懸命がんばって、帰宅して「おかえり〜!」と気持ち露わに出迎えてくれる犬たち。「おぉ〜、オレの帰りを歓迎してくれているのか〜!」と優しい声をかけたくはなるのは当然だ。犬は、そんな事情は、よく分からないから、帰宅後、自分の融通を聞いてくれるお父さんの存在が楽しい。だからといって、家族の主としてのポジションを伝えるには至らない。結果、家庭には「お父さんの言うことを聞かない犬」という定説が設立する。

他にも、お父さんがなかなか一番になりきれない理由はある。しかし、大事なのは、男性としての独特の魅力。

今回、一番印象に残っているのは、参加して下さったお父様方の『動揺しない姿』。犬達の状況はどうであれ、おどおどしていない。ただ、褒めかたが上手くない。。それは、犬のいいところが見つけられないということでもある。そして、なんといってもj、顔が堅い。しかし、最初は、褒め方が控えめ?だったり、ぎこちなかったりしたお父様方が、後半になるに従って、少しずつ変わってくる。

「変えろ」といっても人はなかなか変われるものではない。特に男性の多くは。しかし、犬はいつも我々に色んな事を気づかせてくれる、教えてくれる。だから、自分が変わりたいと思える。そんな『きっかけ』を、私はクラスのプライオリティーとしている。あとは、犬と飼い主がいれば、うまくいく。

最初は「来い」と椅子に座って淡々と犬を呼び戻していたお父さんが、ぎこちない笑顔で、地に座って「おいで!」と呼び戻しをされていたのが嬉しかった。派手に「ヨシャヨッシャッ!」って、褒めることだけが大事な訳じゃない。そこに、どれほど、自分の意志を伝えていくか?がポイントだ。そのコツがつかめるだけで、男性は、男性ならではの有効アイテムがあるのだから、それを活かす事が出来れば、見事一家の主たる姿を確立することが出来る。

おかしかったのが、”父と犬だけでしつけ教室”・・・という普段あまり見ない状態を、影から必死に写真を撮って応援する!?お母様方の姿。あれは、完全に追っかけ状態でもあり、怖いもの見たさ?でもありました。

今回の『パパらのドッグラン』を通して、さらに向上心を持たれるお父様のためのクラス!というのを企画したいと思った。名付けて『メンズクラス』略して『メンクラ』!

ハンドラーも担当トレーナーも男。そこにキャピキャピ感はない。犬が吠えても焦らない、他の犬に吠えかかっても驚かない。そんな男っ気一杯のクラスをやってみたい。目指すは『男のコミュニケーション』

・ 犬を褒めるのが恥ずかしい

・ 可愛い犬と自分とのギャップに耐えられない

・ 犬は妻にまかせるものだろう

・ でもやっぱり犬はかわいい

そんな葛藤をされている男性を私達は応援したい。そして、同姓として、私もいい男になりたい。そこには、これまでなかった、男と犬のコミュニケーションの取り方。『メンクラ』、うん、いい響きだ。

(07.06.05.)

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