Dogship web site 「犬をしつける」ドッグトレーニングから、 「犬から学ぶ」ヒューマン・ドッグトレーニングへ。
2005年
05月11日

13.新しいパートナーとの暮らし

FIDO

なぜ人は犬を飼うのだろう。
なぜ人は犬と暮らしたいと思うのだろう。
なぜ人は犬に触れたいと思うのだろう。
なぜ人は犬を見て顔の筋肉がゆるむのだろう。

そこに特に理由などなく、ただ「その子と目があったから」とか、きっかけは何でもいい。ただ、あなたがその犬との暮らしを心に決めた、その時から、その子は自分の犬生の全てをあなたに捧げていると言うことを、しっかりと自覚すべきだと思う。

・他の犬と挨拶がうまくできない
・お留守番が出来ない
・leash を引っ張る

いろんな問題を耳にするが、それを理由に、せっかくの週末のお出かけが出来なかったり、お友達のお家に一緒に遊びに行けなかったり、
大好きなお散歩にあまり連れて行ってもらえなかったりしたら、こんなに悲しいことはない。

当初、犬を飼ったときに抱いていた愛犬とのイメージを思い出してほしい。今よりもわくわくする機会&毎日をイメージして、共に生活を始めたはず。最初から、お互いストレスいっぱいの生活を思い描いて生活をし始める人なんていないはずだ。

ならば、そのイメージの為に必要なマナーをお互いに確認し、譲歩し合い、取り組むべきだと思う。それは、もちろん、人間の世界のルールに沿ったものではあるけれど、人間の視点だけに偏るのではなく、お互いにストレスレスな生活を送れるようなものであるべきだと思う。

私は、本船において、これからのハイセンスな(もっと楽しい)犬との暮らしを提唱していきたいと思っている。今回、縁あって DOGSHIPに、新しく仲間を迎え入れることになり、お互いに何をイメージしていこうか、シュミレーションしてみた。

これまで、様々な依頼内容に対して、今自分が出来ることを常に考え、方法やテクニックだけではなく、何よりも、その子と飼い主の方に対する、自分の「気持ち」を信じ、努めてきた。もちろん、通称トレーナーとして、知識や技術は必要ではあるけれど、それが現場で「本当に役に立った」「結果を残せた」と実感できたことは数少ない。

それよりも、その時、自分が出来ることを一所懸命に考える事によって、自分の中からなにかが生まれてくるのだ。そうやって取り組むことの方が、実質結果を残せていると思うし、何よりも飼い主の方に自信と安心感を与えられていると思う。トレーニングの目的とは・・・
問題行動と称される犬たちの動向が、その場で改善されることだけではなく、飼い主の方が「この子だけが悪いわけではなかったのだ」「うちの子もすてたもんじゃないな」そう「気づいて」もらうことだと思っている。

そして、これまで「問題」だと受け取られていた動向の意図や目的が決まり、そして「?」が「!」に変化することだと思う。課題は「意思の疎通」をクリアーにすること。

FIDO(ファイドォ)。
古い英語で「犬」、ラテン語で「fidel -忠誠」というような意味を示す。
これが私の新しいパートナーの名前である。

欧米の CM などでは、携帯のことを “fido” と称することがあるが、これは「いつも一緒」、「大事な存在」といった意味があるからだという。私は、「犬とはこういう生き物なのだ」というような言い方をしたくない。何よりも、その犬のことを観れること。そしてトレーナーとしてだけではなく、いちオーナーとしての意識も大事にしていきたいと思う。

まさに FIDO は、私にとって、一番の先生になってくれるに違いない。この子と一緒に暮らし、もっと犬を感じたいと思っている。

私の新しいパートナー FIDO を宜しくお願いします。

(2005.05.11)

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