Dogship web site 「犬をしつける」ドッグトレーニングから、 「犬から学ぶ」ヒューマン・ドッグトレーニングへ。
2004年
03月23日

04.男と女

犬の世界でも「男と女」の世界はシビア。

しかし、ハッキリ言えるのは、犬の世界とは「紳士淑女」の世界。 ルールを守れぬ者は、必ずと言っていいほど目上(年齢だけに限らない)の者から 「しごき」をうける。あなたも小学生の時の遠足での個人の勝手な行動は極力制限されていたはず。犬の場合、 規則遵守という群れの縦社会の掟を破ることは、群れ全体の崩壊に繋がる可能性があるのでタブーな行為である。

縦社会の犬の世界。そんな犬の「男と女」の裏の世界について今回は記します。

先日、「メスがオスに噛みつく事故はよく聞くけど、オスがメスを攻撃する話はあまり聞かないのは何故?」そういう質問を受けた。

去勢していないオスは、メスよりも圧倒的に縄張り意識が強い。これはオスの本能 で相手に対する優位性とは言い切れないが、ただ単にオス優位という訳ではなく、男として、ごく自然の流れといえる。もし、そこにお色気むんむんのメスが声 をかけてきたらどうだろうか?「あんたは私の男よ!」そういってオスに言い寄るメスがいたとしたら、、、

まず、メスがオスに示すお誘いとは、優位性とは異なり、自己アピールとして受け取られる。もちろん、そのメスが自分のおしりを向けて、しつこい場合には「美人か否かに関わらず」オスの方から過度のアピールに対する「お叱り」はあるだろう。

「
メスの自己アピールが優位性といえないのは、やはりメスの方が進化しているからだ」とボクは思う。オスは自分の優位性をアピールする必要がある が、メスはオスよりも進化しているために、特に威張る必要(縄張り意識)がないのではないだろうか?あるとしたら、自分の「美」を世に知らしめる為のみ。 優位性!?とは無関係なのかもしれない。

人間よりも進化していると言われる「鯨」と「イルカ」。彼らは決して怒らない。人間 がどんなにひどいことをしても、鯨は雄大に海を回遊するだけである。それどころか、みている私たち人間を癒す。なんとおだやかな動物だろう。透視能力も持 ち合わせるイルカの体は何も無駄な物がない近未来系。彼らは餌を得る時に、直ぐには食さない。なぜなら、もしすぐに食べたとしたら、得られるのは満腹感の みであるから、イルカは食べるまでの「過程」を楽しむのだ。

ただ、犬の場合、これに群れ社会という「縦のルール」が介在するために、違う進化論を辿っているような気がする(もちろん、いつも人間とばかりいて、犬の紳士淑女の世界を知らないメスは、今回の進化論から除外されます)。

犬が唸ると怖いとか、噛むから怖いとか、一般的なイメージがあるが、犬同士殺し 合う喧嘩は、殆どあり得ないといっていい。なぜなら犬の世界は群れ社会。もし同じ種族同士 傷付け合うことが多々あったとすれば、狩猟にも行けずに直ぐに群れは崩壊してしまうだろう。(先天的に問題を持っている犬、社会化時期に人間が過度に介入 してしまった場合を除く)犬の世界は、想像以上に、規律がしっかりしている。

冒頭の「何故メスがオスを攻撃する事例が多いのか!?」に関して、ボクの持論として「個人の美意識の否定」は、どの世界でも同じなのではないだろうか?

犬の世界でも「男と女」の関係がシビアなように・・・

「美」を侮辱する者は許しておけないのか・・・

(2004.03.23)

Place your comment

Please fill your data and comment below.
Name
Email
Website
Your comment